見知らぬ土地において

カーナビゲーションシステムを

全身全霊で信用してはいけない

 

妙に最短距離を選択して

夜に山道を走ることになるぞ

 

私は昨夜、旅先でやられた

雨降る知らない山の中

後ろから煌々と照らされ煽られながら

 

何度叫んだことだろう

「山越えやーん!」

「なんでこの道選んだー!」

 

そして最終的に

私はちょっと泣いて大いに笑った

 

私は壊れているのかもしれない