働き方改革」を始めた。

大変模索している。

 

自分の仕事の仕方。

私という個の在り方。

 

誰かのためにという気持ちが大幅に欠落しているので、「役に立っている」となだめられても、よく分からない。

 

「周りを助けてやれ」との上司からの命令にも正直なところ理解できない。

 

「助け」られて楽になるのは分かる。

だが、「助け」が必要な仕事とは一体何なのか。

 

もはや「助け」の域を超え、おんぶに抱っこ状態だということはご理解いただけているのか。

 

私は私が分からなくなりつつある。

 

私のことが分からない私なんざ、

鼻から脳みそ抜いてソーダ水に漬け込んでくれ。

 

私は仕事が早い。

仕事が早いので残業が少ない。

残業が少ないと給料が少ない。

 

彼女は仕事が遅い。

仕事が遅いので残業が多い。

残業が多いと給料が多い。

 

私は仕事が早い。

仕事が早いので次から次へと頼まれる。

しかし残業はしない。

要領よく計画的に終わらせることができる。

よって給料は少ない。

 

彼女は仕事が遅い。

仕事が遅いので他のことは頼めない。

しかし残業はする。

いつも仕事を抱えたままから脱さない。

だが給料は多い。

 

何が評価されるべきなのか。

あまりにも滑稽で情けない。

8月

初めての顔合わせの日

入ってみようとした蕎麦屋のエアコンが壊れて臨時休業

人見知りしつつ鴨鍋をつつく

 

11月

迷い迷ってたどり着いた店で

熱々の明石焼きを頬張る

 

12月

クリスマスが近づき洒落た店はカップルだらけ

うどん屋でうどんをすすり

好きな天ぷらランキングを語る

 

2月

行きたかった魚市場が定休日だった

土日しかやっていないランチの店

 

3月

リベンジのつもりで行った蕎麦屋に白い貼り紙

「1月末をもって閉店いたしました」

 

育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない

 

とはいうものの

おそらく同じような育てられ方をしたのであろう妹となぜこんなに好き嫌いや価値観が違うかと

 

なぜこんなに人からの愛され方が異なるのかと頭を抱える夕暮れ

 

鉄塔の下で

ここでなら死んでもいいなと強く思った

 

答えは簡単なことなのに

 

この鉄塔の下で

鉄塔にいっそ私を殺してくれ

と何度願うのだろう