私は仕事において要領が悪いのが本当に嫌いだ。

 

そして、他人に不必要にごちゃごちゃ言われるのも本当に嫌いだ。

 

私が掻き乱されるとどうなるか。

ある程度のラインまではヘラヘラ笑って誤魔化す。

その為なら見え透いた嘘も堂々とつく。

だが、自分の扱いへの不当さに気が付いた時、途端に私は怒る。

 

私は知っている。

私にしかできない仕事、なんて、今の仕事のどこにもない。

私だから要領よくできる仕事こそあれど。

 

それって、ねえ。

久しぶりに

ヒールの音を立てて

街を歩く

 

いつの間にか

思い出を蹴散らかしながら歩いていた

 

私はこうゆう女なのだ

 

長い歳月かけて

大事に大事にしていた思い出を

雑に蹴散らしてしまう女なのだ

 

ヒッチハイクをしている人を車に乗せてみようかとも思うのだが、せっかくの旅なのだから、苦労すればするほどネタになるのだろうからもっと試練を与えた方がいいのでは、などと思い、結果乗せたことがない。