本当に大事なことは

回線を通して伝えてはいけません

 

照れくさくて伝えにくいことでも

言いわけがましいような気がして話しにくいような気がすることでも

たとえそれが相手を傷つける可能性があっても

相手を追いかけてでも話ができるように

 

嫌われたくなくて言いにくいことでも

それを伝えることで自分に傷を深く負ったとしても

自分の手の内を明かしながらでも話ができるように

 

顔を見て

表情を見て

手が届く距離で

その声で

鼓膜を震わせて

話をせねばなりません